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オンラインイベント<トランスジェンダーの健康と医療ー「門番」をめぐる攻防>ゲスト:東優子さん

【イベント開催のお知らせ 📣 】 12/6 ( 日 ) 19 時から、オンラインイベント<トランスジェンダーの健康と医療ー「門番」をめぐる攻防>を開催します!今回のゲストは東優子さん ( 大阪府立大学教授 ) です。 お申込み・詳細はこちらから ☞ https://peatix.com/event/1702735/view?k=3e7ed2cf4723c9a7006480a754865f73d6dd807a 【日時など】 日時: 2020 年 12 月 6 日 ( 日 ) 19:00 〜 21:00 場所: Zoom によるオンライン開催 ※ 期間限定の見逃し配信アリ ※ 参加費:一般 1000 円、学生 500 円 年齢制限はありません。 ゲスト:東優子さん ( 大阪府立大学教授 ) 【開催概要】  イベントでは、 はじめにゲストの東優子さんからトランスジェンダーへの医療的ケアや、性別変更要件などに関する基礎知識、 またこれらのことに関して日本と海外ではどのように違っているのかお話しいただきます。 東さんのお話からこれまでの状況を確認したのち、 有志メンバーと東さんでこれから変えていかなければいけないことについて話し合います。  その際のテーマの一つが、フェミニストとして「 GID 医療」 と抵抗について考えることです。また、日本において、 日本人や日本語話者でないトランスジェンダーがどのようにケアや制度から排除されているか、 などについても意見交換を行う予定です。 みなさまのご参加をお待ちしております! 🔥
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日本共産党中央委員会からの返信

わたしたちフェミニズム×トランスライツ勉強会は、2020年10月25日に、 笙野頼子氏による記事「共産党の見解」 に関連して、日本共産党と日本共産党ジェンダー平等委員会へ 問い合わせ文 を送付していました。そして本日、日本共産党中央委員会から問い合わせへのご返信をいただきました。以下にその全文を公開いたします。 ーーーーーーーーー 日本共産党中央委員会メール室 2020年11月2日 17:07 To: フェミニズムトランスライツ勉強会 フェミニズムxトランスライツ勉強会 御中  メールをありがとうございました。  この間、トランスジェンダーをめぐる議論について、貴団体からのものを含め、様々なご意見・ご質問が寄せられ、党としても現状についての理解を深めてきたところです。  寄せていただいたご意見・ご質問への応答として、党の基本姿勢を表明する文章を、ジェンダー平等委員会のウェブサイト( https://www.jcp.or.jp/jcp_with_you/ )に掲載しましたので、ご参照下さい。  笙野頼子さんとのやりとりについては、本来公開する前提で交わしたものではありませんので、控えておきたいと思います。 日本共産党中央委員会 質問回答係

【日本共産党への問い合わせ】笙野頼子氏による記事「共産党の見解」を受けて

わたしたちフェミニズム×トランスライツ勉強会は10月25日に、笙野頼子氏による 「共産党の見解」という記事( https://femalelibjp.org/nf/2020/10/18/共産党の見解/  )に関して、日本共産党と日本共産党ジェンダー平等委員会へ問い合わせのメールを送信いたしました。以下はその内容についてのご報告です。 ーーーーーーーー 日本共産党御中 日本共産党ジェンダー平等委員会御中  こんにちは。フェミニズム×トランスライツ勉強会と申します。わたしたちは、現実に起こっている深刻なトランスジェンダー当事者に対する人権侵害をフェミニズムの問題でもあるととらえ、それらに抵抗するために集まった有志フェミニストのグループです。今年2月末の結成以降は、定期的な内部勉強会やイベントの開催などを行ってきました。本日は、「Female Liberation Japan」というサイトに掲載されている「共産党の見解」という記事( https://femalelibjp.org/nf/2020/10/18/共産党の見解/  )に対する反響を受け、その内容に関していくつか気になる点があり、ご連絡いたしました。  この記事は、前述のサイトに、作家の笙野頼子氏により投稿されたものです。この記事では、笙野氏が日本共産党ジェンダー平等委員会(以下、委員会)に質問し、それに対してどのような返事が来たかをごく短い引用とともに報告しています。しかし、笙野氏の質問の内容や委員会の返事の全文、ならびに詳細な経緯が公開されていないため、全体的に曖昧で信頼性に欠ける内容となっています。    ここではまず、笙野氏が日本共産党及び委員会のトランスジェンダーやトランスジェンダー差別に関する認識についてどのように記述しているかを、あくまでも現在判明している範囲で検討します。そしてその後に、日本共産党及び委員会の認識が、笙野氏の記述と相違ないのか等について質問させていただきます。 1.笙野氏の記述を検証  前提として確認しておきたいのですが、2018年にお茶の水女子大学でジェンダーアイデンティティが女性である学生の受け入れが表明されたのち、 SNS上などではトランスジェンダーに対する深刻な中傷が起き、現在まで続いています。*1  そして、笙野氏はトランスジェンダーに関して差別的な認識を持っている人物で

10/9「トランス差別とWEBプラットフォーム~なぜわたしたちが公開質問状を出したのか」感想

10/9「トランス差別とWEBプラットフォーム~なぜわたしたちが公開質問状を出したのか」 に参加してくださった方々から、たくさんのご感想をいただきました。ご参加&ご記入くださったみなさま、ありがとうございました! 以下では、「ブログなどでの紹介可」を選択された方のご感想を掲載させていただきます。(新規回答をいただき次第、追加してまいります。) *「Twitterに疎いもので(世代のせいにできるかわかりませんが・・・)、本件、問題をきちんと押さえるうえで非常に勉強になりました。主張の一つひとつにうなずきながら聞き入りました。ありがとうございます。」 *「SNSにおけるトランス差別言説をどう理解したらよいか、非常に勉強になりました。自分がとるべき道もはっきりしました。主催のみなさんのご活動に心から敬意を表します。」 *「今更ですが、改めて見ると、「今後ともWANをご利用ください。」に漂う資本主義の匂いがすごいなぁ、と…  WANの呼びかける「action」に応じる人々は、「利用者」と言われているわけですけど、それでいいのかな、と思ってしまいました。 などと思っていたところに、李琴峰さんの、映画の言葉の紹介が。 「君がその商品をタダで使っているなら、君がその商品だ」 李さんからは、SNSで「議論をするのをやめよう」との提言がありましたが、「自由な言説のプラットフォーム」(だったかな)は、SNSでの「議論」とどう違うものをつくろうというのか、と思いました。 「現場」での課題の交差性の排除が「学術への撤退」へと到り、バックラッシュを招いているのではないか、との話は、現在の学術会議をめぐる問題にも通じているような感じがします。」 *「TERF言説と保守言説の接近(あるいは共犯性)についての議論が非常に興味深かったです。また若い方が中心になってフェミニズムにとって非常に重要な議論の場を生み出されていることが素晴らしいと思いました。応援しています。」 *「能川さん、李さん、飯野さん、それぞれのお話が短いながらもとてもクリアで、現状を考えるときのヒントになりそうなことがたくさんありました。 トランス排除派のフェミニズムと、日本のネット右翼やアメリカの右派、また過去にジェンダーバックラッシュを起こしていた人たちとの類似性が明らかにされたのは、現状のTwitterで起きていることを理解す

オンラインイベント開催のお知らせ

オンラインイベント「トランス差別とwebプラットフォームーな ぜわたしたちが公開質問状を出したのか」(2020/10/9) ゲスト:能川元一さん、李琴峰さん  わたしたちふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強会は、「ふぇみ・ ゼミ~ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール」 の協力を得て、オンラインイベント「トランス差別とwebプラッ トフォームーなぜわたしたちが公開質問状を出したのか」 を開催します。  イベントでは、WANの石上エッセイ掲載問題を含む、トランス差 別をめぐる現状をお伝えし、Twitter上でのトランス排除言 説を追っていない方とも問題意識を共有したいと思っています。 そして、今後トランス排除運動に対してどのように抵抗するのか、 参加者のみなさまとともに考えます。運動の方法論なども共有いた しますので、初心者アクティビストの方もご参加ください。  また、ゲストとして能川元一さんと李琴峰さんにご参加いただきま す。能川さんからは、WANが喚起している「議論」の問題性につ いて、歴史修正主義者やオルタナ右翼のSNS活用を踏まえてお話 しいただきます。李さんからは、 WANの石上エッセイ掲載問題や、トランス排除言説への問題意識 などをお話しいただきます。 ※このオンラインイベントは、開催にあたって「ふぇみ・ゼミ~ジ ェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール」のゼミ生 向け支援制度の支援を受けています。(「ふぇみ・ゼミ」のブログ : http://femizemi.blogspot.com/ ) ーーーーーーー 〈お申し込みは当日18時までとさせていただきます。18時まで にご購入された方へ、18時30分~19時ごろにZoomのUR Lをお送りします。〉 申し込みフォーム: https://peatix.com/ev ent/1625554/view 日時:2020年10月9日(金)19:00~21:00 場所:zoomによるオンライン開催 ※配信映像はイベント開催後から2週間程度限定でアーカイブ配信 する予定です。 参加費:一般1500円、学生1000円、ふぇみ・ゼミ生無料 〈現在、会場参加チケットの販売を検討しています。販売を実施す るかは、10月2日に確定・発表いたします。会場参加を希望され る方は10月2日までお待ちの上、ご判断くだ

(資料)「公開質問状への回答」の検討

  (資料)「公開質問状への回答」の検討   WAN編集担当から出された「回答」が何に答え、何に答えていないのかを明らかにするため、以下、公開質問状の項目に即して、「回答」の内容を検討します。 1.トランスジェンダー差別について  質問1では、トランスジェンダー排除を正当化するような記事や、トランスジェンダーに対する差別的な認識や表現を含む記事をWANのウェブサイトに掲載することは、WANの定款およびウェブサイトの編集方針に反すると考えられるため、この点に関するWANの現状認識を確認しています。編集担当から出された「回答」は、この質問に直接答えていませんが、「異論が出る可能性の高いエッセイであるとは思」ったと述べていることから、問題含みの内容であるとの認識はもっていたと受け取れます。しかし、編集担当は、石上エッセイのようなトランスジェンダーに対する差別言説をひとつの「主張」として是認するとともに、差別言説を拒絶することを「議論の封殺」ととらえています。 2.当該エッセイに対するWANの認識について  質問1を受け、質問2では、WANが当該エッセイの差別性を十分に認識できていなかった可能性を確認しています。この点に関連し「回答」は、「投稿記事の内容について、WANが賛成・反対、支持・不支持などの態度を表明するものではない」と、直接的な回答を避けつつ、編集担当は当該エッセイを 「 議論を深めようとする意図を持ったもの」と判断し、掲載を「契機に(中略)『自由でオープンな議論』が生じることに期待」したと説明しています。  一般的に、特定の人々(トランス女性)の存在・尊厳・人権を「認めるか認めないか」を議論することは、それ自体差別的で、人権に反すると考えられています。今回のWANの判断は、そのような意味での「議論」の場を、自身のプラットフォーム上に積極的に提供することにつながります。これは、すでに起きている差別と人権侵害を正当化する目論見に加担する道を開いたという点で非常に悪質かつ危険な判断です。 3.経緯について  質問3では、当該エッセイが掲載された経緯を尋ねています。この点に関連し、「回答」は、「WANサイトの投稿記事の採用については(中略)編集担当が裁量権を持っており、これまでもこれからも理事長および理事会が関与するものではない」と説明しています。したがって、当該エッ

WAN編集担当氏による「回答」を受けての声明

  WAN編集担当氏による「回答」を受けての声明    ウィメンズ・アクション・ネットワーク(以下、WAN)が、石上卯乃「トランス女性を排除しているわけではない」を掲載したことに関し、わたしたち、ふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強会は、WAN宛てに 公開質問状 を送付していました。わたしたちは、WANが組織として質問状に応答するよう要望していたのですが、WANからは、理事長あるいは理事会名ではなく、編集担当名で 回答 と称した文書が送られてきました。しかも、当該文書は端的に言って公開質問状への回答と呼べるものではありません。そのため以下では、編集担当氏から送られてきた文書を「回答」と記します。  まず、「回答」の冒頭で「公開質問状にある1問1答形式にはのっとっておりません」との弁明がありますが、これが単に形式の話ではないことは、その後につづく文章を見れば明らかです。WANおよびWAN編集担当氏は、わたしたちの質問のほとんどを無視し、恣意的に論点をすりかえたうえで「回答」をおこなっています。このような態度での「回答」は、自身の差別問題を問われている側の応答としてあまりに不誠実であるとともに、プラットフォームとしての「説明責任を果た」すものには到底なりえません。  わたしたちは、編集担当氏および理事会が、質問に回答しなかったことこそが回答なのだと考えています。フェミニズムのポータルサイトであるWANがトランスジェンダーへの差別言説を問題視する姿勢を示さないことは、ひるがえって「WANはトランスジェンダー差別を黙認する」という表明にあたります。  もっとも、WANはトランスジェンダー(特にトランス女性)へのヘイトスピーチにあたる石上エッセイを掲載し続け、トランスフォビックな前提のもとでの「議論」を称揚しているため、もはや黙認ではなく積極的な差別煽動をおこなっている組織だといえます。  また、「回答」では理事会の責任が徹底的に抹消されていますが、石上エッセイ掲載と掲載後のWANの対応に関して、理事会がなんの責任も持たないということは社会通念上ありえません。WANはNPO法人であり、組織なのですから、理事や理事会が責任を負わなければならないはずです。編集担当氏が、フェミニズムのロジックを用いたトランスジェンダーへのヘイトスピーチを一つの「主張」として捉え、トランスジェンダー排除