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10/9「トランス差別とWEBプラットフォーム~なぜわたしたちが公開質問状を出したのか」感想

10/9「トランス差別とWEBプラットフォーム~なぜわたしたちが公開質問状を出したのか」
に参加してくださった方々から、たくさんのご感想をいただきました。ご参加&ご記入くださったみなさま、ありがとうございました!
以下では、「ブログなどでの紹介可」を選択された方のご感想を掲載させていただきます。(新規回答をいただき次第、追加してまいります。)




*「Twitterに疎いもので(世代のせいにできるかわかりませんが・・・)、本件、問題をきちんと押さえるうえで非常に勉強になりました。主張の一つひとつにうなずきながら聞き入りました。ありがとうございます。」


*「SNSにおけるトランス差別言説をどう理解したらよいか、非常に勉強になりました。自分がとるべき道もはっきりしました。主催のみなさんのご活動に心から敬意を表します。」


*「今更ですが、改めて見ると、「今後ともWANをご利用ください。」に漂う資本主義の匂いがすごいなぁ、と… WANの呼びかける「action」に応じる人々は、「利用者」と言われているわけですけど、それでいいのかな、と思ってしまいました。

などと思っていたところに、李琴峰さんの、映画の言葉の紹介が。

「君がその商品をタダで使っているなら、君がその商品だ」


李さんからは、SNSで「議論をするのをやめよう」との提言がありましたが、「自由な言説のプラットフォーム」(だったかな)は、SNSでの「議論」とどう違うものをつくろうというのか、と思いました。

「現場」での課題の交差性の排除が「学術への撤退」へと到り、バックラッシュを招いているのではないか、との話は、現在の学術会議をめぐる問題にも通じているような感じがします。」


*「TERF言説と保守言説の接近(あるいは共犯性)についての議論が非常に興味深かったです。また若い方が中心になってフェミニズムにとって非常に重要な議論の場を生み出されていることが素晴らしいと思いました。応援しています。」


*「能川さん、李さん、飯野さん、それぞれのお話が短いながらもとてもクリアで、現状を考えるときのヒントになりそうなことがたくさんありました。

トランス排除派のフェミニズムと、日本のネット右翼やアメリカの右派、また過去にジェンダーバックラッシュを起こしていた人たちとの類似性が明らかにされたのは、現状のTwitterで起きていることを理解する参考として有用だと感じました。


ふぇみゼミ×トランスライツ勉強会からの具体的な取り組みの報告・紹介も非常にわかりやすかったです。若い世代のフェミニストが自主的に企画を運営するという試みも、トランスジェンダー当事者として勇気をもらえました。素晴らしいイベントを、ありがとうございました。また、次の企画もできるだけ参加させていただこうと思っております。」


*「ツイッターもブログもフェイスブックもまったくやらないので、フェミニストのトランス・フォビアというのは誰のどんな言動をさしているのか、自分では目撃できない?ままできました。今日、以前より想像できた気がします。ありがとうございました。皆さんの素晴らしく真摯で、かつ良い意味で戦略を常に意識する実践的なご姿勢に、新しい世代の力を改めて感じました。」


*「ありがとうございました。とても勉強になりました。本のご紹介もあったので、読んで勉強したいと思います。

ふぇみゼミの運営方法も素敵だなと思いました。フェミニズム運動体はしばしばボランティアの「かつあげ」をします。個人的にはそのような状況にうんざりしてきたので、ぜひ若い人にはそのような思いをさせたくないなと思います。応援しています。」


*「現在のフェミニズムの後退した状況、とても危惧すると同時に、こうした問題を整理し、多くの人に伝えようとされているふぇみ・ゼミxトランスライツ勉強会の取組に敬意を表します。今回は、飯野さんが言われるような「ジェンダー」放棄や「インターセクショナリティ」放棄が、トランス差別として表に出たわけですが、次は、どういうテーマや問題でまた類似の反応が出るのだろうかと思うと恐ろしくなります。そうした現状を招いたのは、いつ、何をどう間違ったのだろう、そしてそうならない人を多くするためには、どうすべきかと考え続けていきたいと思いました。」


*「トランスヘイトがなぜ起こっているのかについてちょうど関心を抱いていた時だったので、とても勉強になりました。フェミニストの間でも議論ができるし、おかしいと思ったら声を上げる勇気も大事だと感じました。まだまだ勉強不足で声を上げる自信がないですが、勉強しながら活動するという言葉にも元気づけられました。「ミイラ取りがミイラにならない」とか「SNS論戦の限界」とかもなるほど、と感じました。ありがとうございました。」


*「非常に勉強になりました。そしてこれからもっと勉強していきたいと思いました。石上さんのエッセイが具体的にどんなところでどのように間違っているのかや、なぜ抗議の手段として公開質問状を選択されたのかを説明してくださって徹底的な理解ができました。能川さんや李さんからのプレゼンテーションもすごく印象的でした。蓄積なしにゼロから始まる議論の暴力性やSNSは議論に向かないという点など、色々考えさせてくださってありがとうございました。

現在のフェミニズムやジェンダーに関わる問題をどのように解決していけば良いのか、そして自分はこの時代を生きる若い女性としてどの立場でいるべきかを考えます。機会があればぜひ皆さんと一緒に勉強してみたいと思います。素敵なイベント本当にありがとうございました。」


*「能川さんの「歴史修正主義者とTERFの共通性」は自分の認識を再確認する感じでしたが、李さんによる石上エッセイの分析は「言葉のプロ」としての凄みを感じました。飯野さんの「バックラッシュに対する対抗言説を組み立てる中でのフェミニズム側の弱さ」は、全く気付かなかったことで(そもそもフェミニズム自体、体系的に学んでいるわけではないので)、なるほどと納得しつつ、これからの課題だなと思いました。

以前から勉強会の名前はツイッターで見かけて気になっていたのですが、「公開質問状」で「すごい活動をしているな」と感心しています。これからも期待しています。」


*「広島市立大学でジェンダー論を教えているヴェール ウルリケです。今日のイベントのことを申込期限の直前に知りましたが、参加できて本当によかったです!ふぇみゼミの存在も初めて知りましたが、とても興味を持ちました。

 今日のみなさんの発言は共感するものばかりでしたが、中でも「バトラーと出会えなかったら、フェミニストになれなかったと思う」という熱田さんの話と日本における2000年前後のバックラッシュへの抵抗の戦略とトランス排除との関係についての飯野さんの話が印象的でした。本当にありがとうございました!」


*「内容がやや盛りすぎだったように感じましたが、とても充実した2時間でした。前半の公開質問状のやりとりについては、若いゼミ生のもっと率直な感想を聴きたかったです。後半、3人のお話はどなたのも興味深くうかがいましたが、2人にされた方が落ち着いて聴けたと思います。バックラッシュ以降のフェミニズムの変遷に関する飯野さんのお話はとても納得がいきました。とても優れた学生たちを育てていらっしゃるんだなと、頼もしく感じながら参加させていただきました。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。」


*「保守派の話など、以前少し聞いていた部分はありましたが、丁寧に紐解いて伝えていかないと、何が問題なのかが世間の人たちに伝わりにくい、わかってもらいにくい気がして、難しい問題だなと思いました。ふぇみゼミの若い皆さんがしっかりと考えや意見を持って活動されている姿が素晴らしいと思いました。」


*「とても勉強になりました。運動と勉強を同時進行するのはとても響きました。自分自身もなにかアクションを起こせるように、勉強だけでなく、運動についても学んだり実践していきたいと思いました。」


*「石上エッセイを取り上げることや、その議論にのることの問題点がよくわかりました。

「今までの議論を踏まえていないし、踏まえる気がない」点や、「SNSで議論することの難しさ」など、なるほどと思いました。

では、なぜ石上さんはあのようなエッセイを執筆し、発表したのかという部分は、もう少し掘り下げて考えてもいいのかなと思います(それは他の人たちの役割だ、ということかもしれませんが)。

彼女(たち)が抱えている、男性や知らないものに対する恐怖心はどういう経験からくるのか、どうしたら癒すことができるのか、自分は同じような恐怖心を別の人に対して向けていないか、など。」


*「非常に勉強になりました。右派の言説がどのように繰り出されるか、石上エッセイの何が問題だったのか、そしてジェンダーバッシングに対抗した時のフェミニズムが性別二元論を踏襲して語ってしまったことの反省点など、何もかも腑に落ちました。今までもやもやしていて言葉にしにくかったことを、きちんとすくい上げていただいて、すごくすっきりしました。スッキリなんて言ってたらダメで、これから私たちはどう対抗していくか、学びを重ねて力をつけて語っていかなければいけないと肝に銘じました。ありがとうございました。」



*「ある種の主張とは「議論」すべきではないという能川さんのご主張に賛成しますが、他方、李さんは、SNS等における議論はすべきではないが、討論会のようなものを行うことには肯定的だったように拝聴しました。李さんが能川さんのご主張についてどのようにお考えか(また、その逆も)、お聞きしたいところでした。」



*「とても勉強になりました。登壇者の人選が秀逸でした!



*「楽しみにしていたイベントです。自分の都合なので仕方ないのですが、オンタイムで聞きたかったと思いました(個人的に映画が好きなので、どの作品に言及されたのか聞いてみたかったです)。能川さん、李さんお二人のお話は、問題への理解が深まるものでした。さらに「バックラッシュの時にフェミニストが採用した戦略が、性差別とジェンダー規範を狭くとらえたものだった」という飯野さんの読みには、わたしも(当時、男女共同参画の施設で勤務していた者として)深く同意します。未だに、例えば「男女のそれぞれの良さを生かした男女共同参画」といった言説が通用してしまう自治体があるのも、その影響だろうと思います。WANの理事の方たちが、個人として誰一人(岡野さん、伊田さん以外)反応されないことは本当に残念ですね。これからのご活動も、応援しています。また、年齢制限のないイベントで参加させてください。ありがとうございました。」


*「まず、WANがトランス差別的なエッセイを載せた事について問題視し公開質問状を送るに至った経緯が迅速だと思ったのと、なぜ公開質問状を選択したか・公開質問状の意義についてもとても勉強になった。 またミイラ取りがミイラにならないために、インターセクショナリティーの重要性や二元論的なものの見方をしないという事を常に意識しないといけないと感じた。 ゲストの方々のそれぞれの視点で勉強になったが、共通してヘイト側の議論にならない事、当事者を矢面に立たせる暴力性を意識することが重要であると分かった。 飯野さんの話で、ジェンダーバックラッシュに対する抵抗のためにフェミニズムが用いた戦略がトランス差別につながっている側面もあるという指摘は過去のフェミニズム運動とそれへの批判についてあまり良く分かっていなかったのでとても勉強になった。 トランス差別的な言説が出てきたときはすぐ抵抗できるよう、また差別が蔓延する土壌を作らないためにも、引き続き勉強していきたい。

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