*「今更ですが、改めて見ると、「今後ともWANをご利用ください。」に漂う資本主義の匂いがすごいなぁ、と… WANの呼びかける「action」に応じる人々は、「利用者」と言われているわけですけど、それでいいのかな、と思ってしまいました。
などと思っていたところに、李琴峰さんの、映画の言葉の紹介が。
「君がその商品をタダで使っているなら、君がその商品だ」
李さんからは、SNSで「議論をするのをやめよう」との提言がありましたが、「自由な言説のプラットフォーム」(だったかな)は、SNSでの「議論」とどう違うものをつくろうというのか、と思いました。
「現場」での課題の交差性の排除が「学術への撤退」へと到り、バックラッシュを招いているのではないか、との話は、現在の学術会議をめぐる問題にも通じているような感じがします。」
*「TERF言説と保守言説の接近(あるいは共犯性)についての議論が非常に興味深かったです。また若い方が中心になってフェミニズムにとって非常に重要な議論の場を生み出されていることが素晴らしいと思いました。応援しています。」
*「能川さん、李さん、飯野さん、それぞれのお話が短いながらもとてもクリアで、現状を考えるときのヒントになりそうなことがたくさんありました。
トランス排除派のフェミニズムと、日本のネット右翼やアメリカの右派、また過去にジェンダーバックラッシュを起こしていた人たちとの類似性が明らかにされたのは、現状のTwitterで起きていることを理解する参考として有用だと感じました。
ふぇみゼミ×トランスライツ勉強会からの具体的な取り組みの報告・紹介も非常にわかりやすかったです。若い世代のフェミニストが自主的に企画を運営するという試みも、トランスジェンダー当事者として勇気をもらえました。素晴らしいイベントを、ありがとうございました。また、次の企画もできるだけ参加させていただこうと思っております。」
*「ありがとうございました。とても勉強になりました。本のご紹介もあったので、読んで勉強したいと思います。
ふぇみゼミの運営方法も素敵だなと思いました。フェミニズム運動体はしばしばボランティアの「かつあげ」をします。個人的にはそのような状況にうんざりしてきたので、ぜひ若い人にはそのような思いをさせたくないなと思います。応援しています。」
*「現在のフェミニズムの後退した状況、とても危惧すると同時に、こうした問題を整理し、多くの人に伝えようとされているふぇみ・ゼミxトランスライツ勉強会の取組に敬意を表します。今回は、飯野さんが言われるような「ジェンダー」放棄や「インターセクショナリティ」放棄が、トランス差別として表に出たわけですが、次は、どういうテーマや問題でまた類似の反応が出るのだろうかと思うと恐ろしくなります。そうした現状を招いたのは、いつ、何をどう間違ったのだろう、そしてそうならない人を多くするためには、どうすべきかと考え続けていきたいと思いました。」
*「トランスヘイトがなぜ起こっているのかについてちょうど関心を抱いていた時だったので、とても勉強になりました。フェミニストの間でも議論ができるし、おかしいと思ったら声を上げる勇気も大事だと感じました。まだまだ勉強不足で声を上げる自信がないですが、勉強しながら活動するという言葉にも元気づけられました。「ミイラ取りがミイラにならない」とか「SNS論戦の限界」とかもなるほど、と感じました。ありがとうございました。」
*「非常に勉強になりました。そしてこれからもっと勉強していきたいと思いました。石上さんのエッセイが具体的にどんなところでどのように間違っているのかや、なぜ抗議の手段として公開質問状を選択されたのかを説明してくださって徹底的な理解ができました。能川さんや李さんからのプレゼンテーションもすごく印象的でした。蓄積なしにゼロから始まる議論の暴力性やSNSは議論に向かないという点など、色々考えさせてくださってありがとうございました。
*「能川さんの「歴史修正主義者とTERFの共通性」は自分の認識を再確認する感じでしたが、李さんによる石上エッセイの分析は「言葉のプロ」としての凄みを感じました。飯野さんの「バックラッシュに対する対抗言説を組み立てる中でのフェミニズム側の弱さ」は、全く気付かなかったことで(そもそもフェミニズム自体、体系的に学んでいるわけではないので)、なるほどと納得しつつ、これからの課題だなと思いました。
以前から勉強会の名前はツイッターで見かけて気になっていたのですが、「公開質問状」で「すごい活動をしているな」と感心しています。これからも期待しています。」
*「広島市立大学でジェンダー論を教えているヴェール ウルリケです。今日のイベントのことを申込期限の直前に知りましたが、参加できて本当によかったです!ふぇみゼミの存在も初めて知りましたが、とても興味を持ちました。
今日のみなさんの発言は共感するものばかりでしたが、中でも「バトラーと出会えなかったら、フェミニストになれなかったと思う」という熱田さんの話と日本における2000年前後のバックラッシュへの抵抗の戦略とトランス排除との関係についての飯野さんの話が印象的でした。本当にありがとうございました!」
*「石上エッセイを取り上げることや、その議論にのることの問題点がよくわかりました。
「今までの議論を踏まえていないし、踏まえる気がない」点や、「SNSで議論することの難しさ」など、なるほどと思いました。
では、なぜ石上さんはあのようなエッセイを執筆し、発表したのかという部分は、もう少し掘り下げて考えてもいいのかなと思います(それは他の人たちの役割だ、ということかもしれませんが)。
彼女(たち)が抱えている、男性や知らないものに対する恐怖心はどういう経験からくるのか、どうしたら癒すことができるのか、自分は同じような恐怖心を別の人に対して向けていないか、など。」